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おおはた雄一やカヒミ・カリィ、坂本美雨、Port of Notesのプロデューサーとして、また最近ではCrue-L瀧見憲司とのアブストラクトディスコ・ユニット、Being Boringsのメンバーとして類い稀な音楽的才能を発揮している神田朋樹。
1stアルバム「Landscape of Smaller's Music」から実に12年振りとなる今作「Interstellar Interlude」は、2012年3月にリリースされたCrue-Lのコンピレーション・アルバム「Crue-L Cafe」の冒頭を飾った名曲"Ride A Watersmooth Silver Stallion"をきっかけに、瀧見憲司の進言とともに制作を開始。
エレクトロニクス/アコースティックを巧みに使い分け、バレアリックなサウンドメイキングをしながらも叙情的で美しく、壮大な音世界を展開。21世紀のエレクトロニック・ソウルミュージックの完成形という形容詞を想起させるほどに、圧倒的な完成度を誇る作品となっている。
マルチ・インストゥルメンタリスト/プロデューサーの彼らしく全ての演奏、そしてエンジニアリングを一人で手がけている本作。演奏者としての卓越した技術、プログラミング・スキルに加え、アーティスティックな詩的想像力を同一線上で融合した、大傑作アルバムだ。
text: yk
Tomoki Kanda「Interstellar Interlude」
Crue-L
2,310円[税込]
発売中