honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

SALU、AKLOといったニュー・タイプのラッパーを世に送り出し絶好調のManhattan Recordings / Lexington Co., Ltd.が次に手がけるのが、次世代ラッパーの筆頭株SNEEEZE。既に数々のフリー・ミックステープをリリースし、Web上の早耳日本語ラップ・リスナーから大きな注目を集めている彼が、今作「Asymmetry」のリリースを機に、遂に本格的にブレイクを果たす。

「日本人が日本語でラップしても、外にも伝わるということを証明したい」、「言語の壁は大きいが、マインドの伝達は言葉を超えると思う」という思いを胸に、これまでの作品をあえて海外のサイトで発表。2012年2月に発表したミックステープ「Feel So Good」 以降、2012年4月発表の「Humility」、続く「We Only Know(s)」が3作連続でアメリカの人気ミックステープ・サイトdatpiff.comにて「デイリートップ8」入りを果たし、その言葉通り日本語詞がわからない英語圏のリスナーからも高い評価を受けている。

そして遂にリリースされるオフィシャルとしては初めてのアルバム「Asymmetry」。プロデュースにPUNPEEが参加していることや、tofubeatsのリミックスがアルバム購入特典になるなど、注目すべき点は多いが、まずは既にPVも公開されているリードトラック「Say So」で、その独特で鋭利なリリックや耳馴染みの良い声質、フロウをチェックしてほしい。

text: yk