honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

スケボーキングやSteady&Co.として活動した後、現在もTheSAMOSやATOM ON SPHEREといったバンドで独自の音楽スタイルを貫くShigeoJDと、先日活動休止を発表しシーンに大きな衝撃を与え、今まさに新たなスタートを切ろうとしているSupermaar a.k.a DJ MAAR。長年に渡り日本のダンスミュージックシーンを牽引し続ける彼らのプロジェクトFake Eyes Productionは、正規リリースがないながらも、LIVEとDJを融合させた唯一無二のスタイルでWOMB ADVENTUREやULTRA JAPANといったビッグフェスに出演し、現場でのファンを着実に増加させてきた。

そして今回、満を持して発表されたデビュー作『Fake Eyes EP』は、東京アンダーグラウンドシーンのクオリティを証明すべくローンチされたセルフレーベルよりリリースされる、2曲入りアナログEP。両曲ともごく限られた音数ながら、その一音一音に感じられる徹底された音作り、また意図的に外された音使いや配置など、ミニマルかつファンキーな中毒性があり、カオティックな東京のダンスミュージックシーンが見事に表現された秀逸な内容となっている。

180gの豪華ヘヴィー・バイナル仕様で、全国各レコードストアにて発売中。

text: yk