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オーストラリア・メルボルン出身の4人組であり、DJやバンド、プロデュースもこなすマルチ・タレント集団Miami Horror。"クラブ・ミュージックの枠を超えたエレクトロニカ"というコンセプトのもと2008年に『Bravado EP』でデビューした後、瞬く間にその名をワールドワイドに知らしめた。
ABBAやPRINCEといった70-80年代のダンスポップ・アーティストからの影響と、ディスコやハウス、エレクトロといった現在進行形のクラブ・サウンドを絶妙にミックスしたサウンドを全面に押し出した1stアルバム『Illumination』のリリースから5年。"Disco House Throwback Style"という独自のスタイルを確立し、それをさらに進化させた今作『All Possible Future』は、前作に引き続き、ポップで煌びやかななポストディスコ・サウンドが展開されている。
リード・シングル"Real Slow"ではSuperhumanoidsのSarah Chernoffをフィーチャー。また"Wild Motion(Set It Free)"は彼らの真骨頂とも言えるドリーミーなオリジナル・ヴァージョンに加え、天才リミキサーとして名高いRACによるアップリフティングなリミックス・ヴァージョンも収録。PhoenixやPassion Pit、Vampire Weekend好きにおすすめしたい、これからの季節にピッタリの爽やかな作品となっている。
text: yk
Miami Horror『All Possible Future』
Manhattan Recordings
2,200円[税抜]
発売中