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人間の歌手もオーケストラも登場せず、コンピュータ制御された電子音楽と多面立体映像によって構成される世界初のボーカロイドオペラプロジェクト「THE END」。舞台に登場するのは初音ミクと動物キャラクター、そして音楽家・渋谷慶一郎のみで、デジタル映像作家のYKBXによる映像ディレクションとともに、3.11以後の世界と"終わり"をテーマに"生と死"に対するリアリティと幻視を投げかける。

2013年5月、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールにて初披露され、同年11月にはパリのシャトレ座でも開催され世界的に大きな賞賛を得た本公演が、2015年6月にはオランダを代表する舞台芸術フェスティバルであるHolland Festivalにて上演が決定。開催期間である2015年6月4、5日の二日間に渡り、同フェスティバルのメインアクトとして「オランダ国立オペラ＆バレエシアター」にてパフォーマンスが行われる予定となっている。

なお2000席弱の会場のチケットは両日ともソールドアウト間近と、「THE END」への期待も最高潮。渋谷慶一郎+初音ミクによる唯一無二の音楽と世界観が、再び世界に向けて発信される。

text: yk