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97年にポストロック・バンド、フリッジのギタリストとしてデビューしたキーラン・ヘブデンによるソロプロジェクト、フォー・テット。Dominoや自身が主宰するTextといったレーベルから、現在までに通算6枚のスタジオ・アルバムを発表。近年ではレディオヘッドのリミックスを手がけるほか、シリアのスーパースターであるオマール・スレイマンのプロデュースを手がけるなど精力的に活動を続ける彼が、約1年半振りのニュー・アルバム『モーニング/イヴニング』をリリースする。
昨年の8月から今年2月の間にセルフプロデュースで制作され、収録楽曲は2曲ながらも、それぞれ約20分という大作アルバム。" Morning"、"Evening"ともに土着的なダンスビートに流麗なエレクトロニックサウンドを織り交ぜた、まさに"フォー・テット節"が炸裂しているが、いずれもエスニックな女性ヴォーカルをフィーチャーし、これまでとは異なる異国情緒感漂う作品。常に進化を続ける天才プロデューサーの最新サウンドが堪能できる。
text: yk
Four Tet『Morning / Evening』
Text / Hostess
2,100円[税抜]
発売中