What's The Problem, Jamaica?
JUSTICE のグザヴィエがプロデュースするJAMAICAをパリでキャッチ・アップ!
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Text & Photos: Shoichi Kajino
- ──
- ところで、なぜPoney PoneyからJAMAICAに名前を変えたんでしょうか?
- A:
- 「ちょうどドラマーが脱退して、僕ら二人でリスタートすることになったから、名前を変える良い機会だったんだ」
- ──
- 他にもいろいろポニーが着く名前のバンドが増えてきたし?
- A:
- 「それもあった……(苦笑)。でも、絶対言えるのは僕らこそ最初にポニーを使ったバンド名だったよ。今となってはどっちでもいいんだけどさ」
- ──
- Poney Poneyもそうだったけど、JAMAICAって名前はとても斬新で、聞いたら忘れないインパクトもありますね。特にジャマイカ的な音楽から影響を受けたというわけではないですよね?
- F:
- 「ほんとのことろ、僕はジャマイカの音楽、レゲエは大好きだよ」
- A:
- 「もちろん、表面的にレゲエの影響が出てる曲はないけどね。だからといってジョークで付けた名前ではなくて、僕らは何か地名をそのままバンド名にしたかったんだよ」
- ──
- JAMAICAという名前と赤い文字を見てすぐに「JAPAN」を思い出しました。
- A:
- 「ヴォアラ、その通り。JAPAN、CHICAGO、BOSTON、AMERICA、ASIA…地名をバンド名にしたバンドってクールだよね」
- ──
- あとはフレンチでジャマイカといえば、ゲンスブールのあのアルバムでしょうか?
- F:
- 「もちろん。それもいいエクスキューズになるね」
- ──
- ところで、最近のパリの音楽シーン……
- A&F:
- 「大嫌いだ!」
- ──
- 本当に?
- A:
- 「ED Bangerもinstitubesもすぐそばだし、僕らも近所に住んでいる。もちろん彼らは大好きだし友達だよ。それにしてもほとんどのレーベルやアーティストもみんなこの近所だし、誰もがそれぞれ知り合いなんだ。パリの音楽シーンって、小さすぎるんだよ」
- ──
- 実際、多くの人がJAMAICAはED Bangerのニュー・バンドだって勘違いしてたりもしますね(笑)。それから、Chateau Marmont、The Teenagersなどのインディ・バンドとはずいぶん仲が良さそうに見えますね。
- A:
- 「うん、そしてもちろんJusticeとはね……」
- F:
- 「もっと言うならいつも周りにはSebastian、Kavinsky、Surkin、Breakbotもいる」
- A:
- 「それでもやっぱり、Justice、The Teenagers、Chateau Marmontとは、ずっと僕らの本当に近くにいるね。音的にもエレクトロと、インディと、その中間辺り、という感じでね」
- ──
- (さっきまで横に座っていた)SO MEとは?
- A:
- 「親友の彼には写真とヴィデオを撮ってもらった。スリーヴのデザインは頼みもしなかったんだ。彼はいつもいろんな仕事に追われて忙しいのを誰よりも知ってたからね(笑)」
JAMAICA『NO PROBLEM』
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