Fatboy Slim at The Beach
ファットボーイ・スリム2年ぶりの来日。世界No.1 DJの"現在"。
11 6/13 UP
photo:Masanori Naruse, KOTARO text:honeyee.com
25年間以上に渡るそのキャリアの中で数々の伝説を築きあげてきた、
問答無用の世界No.1 DJ、ファットボーイ・スリムことノーマン・クック。
一見、順風満帆に突き進んできたように見える彼だが、その軌跡はまさに紆余曲折。
様々な困難を乗り越えた先に辿り着いたファットボーイの"現在"。
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- 余裕ができてきたとはいえ、長時間のフライトや海外での滞在というのは肉体的にも精神的にも厳しいものですよね。
- 「昔はお酒に逃げていて、ほとんど中毒のようだったんだけど今はお酒もやめて健康を維持することで、自分の仕事を心から楽しむことができているよ。それに、コンピュータが発達したことによって簡単に音楽をチェックすることになったことや、スカイプで家族とコミュニケーションが取れるようになったことも大きいかな。昔は滞在先のホテルでCNNを見ながらブラッディ・メアリーを飲むぐらいしか暇つぶしができなかったからね(笑)」
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- Fatboy Slimの音楽は「ハッピー」という言葉で形容されることが多いと思うのですが、ノーマンさん自身がそうであるためにどのようなコントロールをされているのでしょうか?
- 「長くキャリアを続けていれば、良いことも悪いこともたくさんある。でも良い時も悪い時も、自分が素直に好きなこと、やりたいことを思いっきりやっていればいいのさ。僕の場合はそれが音楽だった。僕から音楽を取ったら抜け殻になってしまうだろうね(笑)」