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photo: Kentaro Matsumoto
interview: Tetsuya Suzuki
text: Aika Kawada
“フレンチタッチ”のムーブメントとともに、最高潮の盛り上がりを見せていた、90年代パリ クラブシーン。
その中で、ダンス ミュージックにのめり込み、情熱を燃やし続けた1人の若きDJポールの20年間を追った映画『EDEN』
が、日本で公開された。脚本を手がけたミア=ハンセン・ラヴ監督の実兄で、当時DJとして活躍していた、
スヴェン=ハンセン・ラヴの実体験に基づいて制作された本作は、1本の青春映画であるとともに、パリの音楽シーンを
ベースにしたノンフィクション的な要素も散りばめられている。そんな本作の見どころを、
オルタナティヴ ディスコ シーンにおけるパイオニア的存在であり、DJとして活躍を続ける瀧見憲司と、
90年代末以降のフレンチ タッチのフィーバーを現地パリで体感し、そのシーンに精通する梶野彰一とともに、リプレイ。
フェリックス・ド・ジヴリ扮する、主人公のポール
パリ郊外で行われる、レイヴ パーティの様子
パリのシャンゼリゼにあるクラブ、Queenで撮影された"Respect"のパーティ シーン
パーティ後の朝、川縁を歩き帰宅するポールと友人
ガラージの本場ニューヨークの郊外に位置する、NY MOMA PS1でのパーティ
音楽ファンを唸らす、当時を再現したアナログ機材やLPのセレクト