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デヴィッド・リースとロン・アンダーソンによる、ニューヨークのジュエリーブランド、TENTHOUSANDTHINGS。1988年にスタート。ブランド設立直後に、ニューヨーク・タイムズ誌に「ニューヨークで最も気品あるジュエリー」と評されるなど、芸術的で優美なデザインが人気を博している。今年、ミート・パッキング・ディストリクトよりトライベッカにショップを移転した際には、ニューヨーク・タイムズ、ザ・ニューヨーカー、フィナンシャル・タイムズ等の媒体も取材に駆けつけ、ファッション・シーンのみならず、幅広い層からの支持を受けている。

そのTENTHOUSANDTHINGSが「ジェンダーレス」をテーマとしたコレクションをローンチした。アメリカの先住民族が自身の部族の象徴として使用したトーテムポールからイメージしたブレスレットや、セーフティピンなどをモチーフとした、個性的で、アーティスティックなプロダクツをラインナップする同コレクション。

「TENTHOUSANDTHINGSは、マーケティングをして、売れそうなジュエリーを作るわけではなくて、自分たちのフィーリングに従ってもの作りをしています。ワックスでジュエリーの原型を作る時も、予め最終形があるわけではなく、製作過程で、色々な直感が閃いて、そのインスピレーションに基づいて、デザインを変えていく。今回のジェンダーレス・コレクションについても、シンプルでありながら、柔らかさ、曲線を金属で表現すること、そしてマテリアルをより美しく見せるための工夫を、自分たちのインスピレーションに従って施しています」と話すデヴィッド。

また、ロンは「私たちは、基本的にジュエリーというものはジェンダーレスなもの、と考えています。今回ローンチしたジェンダーレス・コレクションの、例えばトーテムポールにインスピレーションを得たジュエリーも、男性は勿論、女性が身に付ければ逆に女性らしさを際立出せるので、パートナー同士でシェアリングしても良いと思いますね」とジェンダーレス・コレクションの魅力を語る。

同コレクションは、国内では、性別にとらわれないジェンダーレスなアイテムのセレクトを展開する「＆ SHOP」で先行販売がスタート。また、2016年2月下旬からは、伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、バーニーズ ニューヨーク銀座店・横浜店などで取り扱い予定。