Daisuke"DSK"Kojima
小島"DSK"大介による「ウィンタースポーツミュージック」。
11 12/2 UP
photo:Neil Hartmann text:Tetsuya Suzuki
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- そうしたテーマ設定によって、曲作りの過程、あるいは完成された曲にどんな変化が表れましたか？
- 「なかなか説明しづらいんですが、大義名分がある分、素直になれたというか、『なんか、楽しそうにギター弾いてんなあ』みたいな曲も思い切って出せたというか（笑）。素直すぎると逆にシニカルに取られるかな、っていうヘンな心配というか自制がこれまではあったんですけれど、今回は言ってみれば『スポーツマン万歳』みたいなことで始めているわけだから、ヘンにカッコつけてもしょうがないだろうと。あと、ギターもスポーツなんじゃないかな、っていうのもあって、アルペジオの指の動きとか、ライブでの精神集中とかアスリート的だなと思うんです。そんなふうに思ううちに考えすぎて音楽をやるんじゃなくて、もっとフィジカルなものを自分なりに表現しようと。そして、それが自分にとっても新鮮な発見でしたね」
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- アウトドア、スポーツというようなテーマがあったゆえに、より自由に曲が作れるようになった、と。結果、出来上がった作品は今まで以上にダイレクトなエモーションが音楽に宿った、と。
- 「そうですね。そういうことに照れがなくなったんだと思います。スノーボードやサーフィンの映像に自分の音楽がなぜ使われるか、むしろ不思議に思っていたんですが、ようやくわかって、やっぱりスポーツと自分の音楽の運動性っていうのが、どこかで共通するんですよね、きっと。それって、自分が気づかなかったというより、そういう運動性みたいなものとは違うものを意識しすぎていたんだと思います。言葉を変えれば自分の音楽の中にある『エネルギー』とか『気』みたいなものを意識するようになった。それが余計な力が入っていない状態で出しているような音楽を作ることができたんじゃないかな。自分一人で作っているというのもあると思うんですが、純粋で素直な音楽がスムースに出てきている、そんなアルバムになっていると思います」
小島"DSK"大介 『Trace』
発売中
YZDI-0023
selective records
税込定価 ¥2,415
--Track List--
01. A Hike
02. Park
03. Ruff & Fine
04. Fall Line
05. Everest 2011
06. Moonlight on the Forest
07. Yeti
08. Great Dimension
09. Full Moon Mountain
10. Into The Stone
11. Stove
12. Pale Purple
13. Rain (2011 Mix / Bonus Track)
14. Setagaya Labyrinth (Bonus Track)
