Tommy Guerrero
Live your life on your own term
トミー・ゲレロという生き方。
12 11/13 UP
photo: Testuro Sato (live), Claudine Gossett (portrait) text:Kunichi Nomura
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- シンプルとはいえ、スケートと音楽を今に至るまで続けてこられた理由は何だったと思いますか?
- 「それ以外にやりたいことが見つからなかったからさ(笑)。スケートが俺を見つけてくれたって言ったほうが正しいかな。音楽に関していうとそれは俺の血、DNAレベルで組み込まれているものなんだ。一緒に暮らした事はないけど、俺の親父もその兄弟も全員ドゥワップやジャズを演奏するミュージシャンだった。俺がギターを手にしたのも必然だったんだと思う。俺の息子も教えたわけじゃないのにスケートとピアノにハマってる。これはもう宿命なんだと思うよ。俺はスケートと音楽しか知らないけど、その2つがあったからこそ今まで生きて来れたんだと思う」
- ──
- これからもスケートと音楽をずっと続けていくと。
- 「あぁ、そう思うよ。クリエイティブなことをずっと続けられてこられたのはラッキーだって思ってる。音楽業界もスケート業界もトレンドが一晩でひっくり返ったりするところだ。常にフレキシブルでいなきゃいけない。そんな世界を生きてこられたのもスケートが俺をクリエイティブでいさせてくれているからだと思う。俺は普通には働けない人間だと思うから(笑)。俺がどうやって自分自身に合った生き方を探せばいいか、その方法をスケートが教えてくれたんだよ。これからも何かを創り出しながら生きていきたい。今回作ったアルバムはマカロニ・ウェスタン+ブレイクビーツみたいな音に仕上がった。それは計画していたものじゃなくて、その時の俺の心情から自然に生まれたものなんだ。次のアルバムがどうなるかわからないけど、俺には色んなアイディアが沢山ある。ベースとドラムマシーンだけで音を作ってもみたいし。常に新しいことに挑戦したいと思ってるんだ。Live your life on your own term、自分の人生を生きたいように生きろ、これが俺の哲学かな。人生は一度きりなのだから」
Tommy Guerrero「No Mans Land」
RUSH! PRODUCTION/AWDR/LR2
2,520円[税込]
amazon
「ボーンズ・ブリゲード」
2012年12月1日(土)よりシネマライズほか全国で順次公開
監督:ステイシー・ペラルタ
音楽:リック・マークマン
出演:ロドニー・ミューレン/スティーヴ・キャバレロ/トミー・ゲレロ/マイク・マクギル/トニー・ホーク/ランス・マウンテン/クリスチャン・ホソイ/ジョージ・パウエル/ベン・ハーパー/フレッド・ダースト/シェパード・フェアリー
配給:グラッシィ
http://bonesbrigade.jp/