HOTEL NEW TOKYO
明るすぎず、暗すぎず。センチメンタルでハッピー。
HOTEL NEW TOKYO “yes?”
13 7/4 UP
photo: Satomi Yamauchi text: Tetsuya Suzuki
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- ああいう曲ができて、ホテルニュートーキョーのプロジェクトがさらにもう一つ上のステージといったらあれですけど。もっとポピュラリティが得られるような手応えというか。何年かたってから聞いても良い曲だと思うんですよ。そういったことに対する自負心というか。新しい展望が開けたみたいなのは無いんですか。
- 「ライブで困っていますね。この間、リハーサルをしたんですけど、イメージ通りにいかなくて。打ち込みでやるのも違うし、嘘っぽくなるのが嫌なんです。どれをフェイクで使って、どれをリアルで使うか慎重に選んでいます。ちょっと練習を時間かけてやらないと。いい感じを再現したいですね」
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- ライブを何回か見ているんですけど、うますぎても下手すぎても駄目なわけじゃないですか。それも感じました(笑)。
- 「そうなんですよ(笑)、なんで変に難しいことやっているんですかね」
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- うまいソロが入ってくると違う、みたいな。
- 「そうですね、だからライブに来て欲しいなというのはありますね。どう頑張って世界観を飛び越えて作っているか」
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- ライブではたただ音楽やるだけでは、物足りなかったりしますか? なにかセット的なものが必要だとか?
- 「昔はそういうのがありましたけど。もう一周して。汚いライヴハウスのがかっこいいとか思っちゃって。東京住んでいるとおしゃれなカフェ行って、というのがあったと思うんですけど。もう大衆居酒屋の方が落ち着くねって。年齢的なこともあるのかも知れませんが」
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- でも大衆居酒屋にタキシードを着ていこうっていう感覚が、あるんじゃないですか?
- 「あるかもしれませんね。60年代のサーフィンの写真家で。タキシードでサーフィンしている写真があって。かっこいいんですよ、ああこういう世界観だなって思いましたね」