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THINK PIECE

Bodega And A

And Aが提案する東京とボストンを結ぶ、ユニークなコンセプトショップ

14 3/20 UP

photo: Kentaro Matsumoto text:Naoki Otobe

アメリカ・ボストン発のコンセプトショップ「Bodega」のリミテッドストアがAnd A渋谷店1Fにオープンした。
入り口にはデリスペース、奥には最旬のアイテムがセレクトされるなど、本場の雰囲気を忠実に再現した店内は連日多くの
賑わいを見せている。そんな注目のショップのイメージを具現化したスタイリストの宇佐美陽平と、Bodegaのオーナーであるジェイの言葉とともに、その全貌を明らかにする。

 

──
まずBodega And Aをスタイリングするキッカケから教えてください。
宇佐美陽平(以下:U)「まず今回のプランニングを担当したAnd Aの中根君から、ボストンにあるBodegaというコンセプトショップのポップアップショップをやりたいから手伝って欲しいとお話を頂きました。それから実際に彼と現地に足を運び、ショップの世界観を体感したときに、スニーカーや洋服などを単に陳列して見せたところで面白くないと思ったんです。やるからには、ボストンのショップと同じコンセプトをしっかりと掲げて、日本風の編集をしたショップを作らないと意味がないと思ったので、当初2~3週間だった期間を1シーズンに伸ばして展開することにしました」
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今回のプロジェクトに参加する前、宇佐美さんはBodegaの存在は知っていたのですか。
U「正直、プロジェクトに参加するまではアメリカの有名なスニーカーショップという程度の認識しかなかったです。ただ実際に、現地に足を運んだことで緻密に作り込みがされた魅力的なショップだということがわかりましたね」

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実際にお店の演出に関わってみていかがでしたか。
U「お店のスタイリングというとすごい大変そうに思われがちですが、感覚的にはスタイリストとして雑誌や広告などでビジュアルを魅せることと近いです。雑誌は平面的2次元的ですが、今回はそれを立体的3次元の世界で表現しました。インスタレーション形式をとることで多くの人に体感できるものにしたい、そして先ほども言いましたが、ボストンと同じコンセプトのもと、日本風に編集をするというところが最大のポイントでした。僕らが実際にボストンのお店に入ったときの驚きを大事にしたかったので、入り口近くのデリコーナーと、奥のスニーカーや洋服を展開するコーナーとのコントラストをどうやってつけるかというところに特に気を配りました」
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実際に出来上がってみたショップはいかがですか。
U「僕らの中ではとても満足した仕上がりになっていて、色々な人に見て頂きたいと思っています」

 

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ボストンのお店と比較してみていかがですか。
ジェイ(以下:J)「全体的にボストンのお店より良い仕上がりになっていると思います。 1シーズンと短い期間にも関わらず、ここまでBodegaの世界観を忠実に、且つ日本風にアレンジしてくれたことにとても感動しています」

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Bodega And Aとしてセレクトされているアイテムをどのような視点で編集されたのですか。
U「ボストンのお店がスニーカーをメインに展開しているので、スニーカー目線でスタイリングを考えて内装を含めVMDに拘りました。」