LQQK STUDIO
NYローカルカルチャーを牽引する、
クリエイティブチームの素顔
16 8/5 UP
photo:Satomi Yamauchi
interview and text:Hiroaki Nagahata
translation : Alisa Yamasaki
- A
- 「どでかいプロジェクターが木に掲げられてたり」
- M
- 「純粋に音楽を聴くために作られた環境だったんだ。金儲けが目的じゃない、ただただ楽しもうぜって感じで。その時に、こういうイベントもありなんだってことを思えたんだよね」
- ──
- 話を聞くだけでワクワクするようなイベントですね。
- M
- 「そうだね。3時間も4時間も車を走らせて田舎へ向かうわけだから、来るのは本当に音楽を楽しみたい人だけ。しかも、集まった人たちはみんな知り合い感覚で、ケンカや人間関係のゴタゴタもないんだ」
- ──
- 最後に、東京とニューヨークのクラブシーンの明確な違いは感じますか?
- M
- 「東京のほうがオーディエンスのノリがいい。積極的に盛り上がってくれるし。NYでは誰か一緒に行く相手がいるとか、よっぽど条件が整わないとクラブに行かないんだ。みんな個別にイベントをしているから、お客さんの動きもバラバラで、そこには深い隔たりがあるような気がする。何が問題なのかわからないんだけど、みんな友達が離ればなれになることでしょっちゅうもめているよ(笑)。ただ、あくまで印象でしかないんだけど、東京では純粋にアーティストを観るために人が集まるよね。あと、ニューヨークとは比べ物にならないほど音響システムの環境がいい」
- M
- 「ニューヨークは音楽というよりお金儲けを意識してる感じ。ちゃんとお酒を飲んでもらって、お金を落としてもらうことに腐心して……バーの片隅でDJをやってるという言い方のほうが正しいかな」
- P
- 「東京のクラブは遅くまでやっているのもいいよね」
- M
- 「最高(笑)」
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