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THINK PIECE

MADEMOISELLE YULIA presents “YOICHI”

MADEMOISELLE YULIA。「真夜中のフリマへようこそ!!」

10 4/15 UP

Photo: Satomi Yamauchi Text: Kohei Onuki

DJ、シンガーとしての音楽活動に、アクセサリーブランド“GIZA“のデザイナーとしての活動、更にはTV番組のVJとしての活動など、幅広い分野で自身の創造性を発揮するMADEMOISELLE YULIA。その彼女が「真夜中にフリマを開く」というユニークなパーティ『夜市』をスタート。「真夜中にクラブでフリマを開く」という前代未聞のプロジェクトを実現させたMADEMOISELLE YULIAの、ピュアでインデペンデントなマインドを探る。

MADEMOISELLE YULIA

2008年8月にミックスアルバム"NEON SPREAD"をリリース。MCや歌も歌うDJスタイルは一躍様々なパーティへひっぱりだことなり、KATY PERRY、M.I.Aなど多数のアーティストとも競演。ファッション雑誌『NYLON』ではコラムを執筆中。自身のコネクションを生かし、国内外のアー ティストとも対談している。現在、DJはもちろんシンガーとしての楽曲制作、TERIYAKI BOYZ®やTOWA TEI、KRAZY BALDHEADのアルバムにフィーチャリングアーティストとしても参加している。また自身のアクセサリーブランド"GIZA"のデザインも手掛け、 スペースシャワーTVの番組『マドモワールド』でVJも務める。

http://www.kozm-agency.tv/
http://www.myspace.com/giza_tokyo

 

──
夜のフリーマーケットというユニークなパーティをオーガナイズしたきっかけを教えてもらえますか。
「DJをしているとパーティに足を運ぶ機会が多いですよね。でも、自分もお客さんもいつも同じテンションで、クラブのパーティに足を運ぶ楽しみ、新鮮さが最近薄れてきてしまって、何か面白いこと出来ないかな? って考えていたんですね。で、実は以前から個人的に代々木公園のフリーマーケットに出店していて、その時に、夜にフリーマーケット開いたらすごく楽しいかも!! と思ったんです。あと、DJの仕事で台湾に行った時、夜市に行ってみたんですけど、すごく楽しい雰囲気があって、この雰囲気をパーティに持ち込めたらいいなって。それで今回のパーティを企画したんです。自分のまわりの友だちとか新進気鋭のファッションデザイナーの子とか、みんなを巻き込んでやりたい!! と勝手に考えていました(笑)」

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今回の夜市は「大人の文化祭」という感じでしたね。
「そうですね。あえてル・バロンでやることで、大人の人たちも来てくれるし、出店者は私と同じ世代の人が多かったから、同時に若い子もたくさん来てくれて。すごく賑わいました」
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ユリアさんやバーバルさんのファンの子たちからすれば、直接手渡しでアイテムを買えて、サインも貰えて、写真も一緒に撮れて……、すごくハッピーなパーティですよね。こういう機会じゃないとあり得ない、というか。
「そうですね。でもそのあり得ないことをやりたくて(笑)」

 

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店内のデコレーションにもかなりのこだわりを感じさせますよね。天井からは紅白の提灯、フロアにはすのこの椅子が置いてあり(笑)。
「やっぱり『夜市』という名前にした以上『お祭りパーティ』にしたくて。パーティの開催を決めた時から、『食べ物はやっぱり、焼きそば、綿菓子、ポップコーンを売ろう』と考えていて、そういうことをどんどん考えているうちに、『紅白幕をDJブースに飾ろう』とか『提灯を天井から下げよう』とか色々やりたいことが出てきました(笑)。とにかくお祭りの雰囲気を演出したかったんですね」

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ユリアさん自身は何か買われましたか?
「それがあまりにお店が忙しくて何も買えなかったんです。オープンする前に買えれば良かったんですけど、周りのみんなも準備でバタバタしていて。でも一通りのお店は見られましたし、すごく楽しかったですよ」