HURTS Interview
2010年デビューしたUKの期待の新人ユニットHURTSの単独来日公演レポート
11 2/14 UP
photo&text:Erina Uemura edit:Detz Matsuda translation:Hiroko Nishiyama
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- 80's シンセサウンドから影響を受けましたか？
- 「そうだね、全てのシンセサウンドからではないけど、主にDepeche Mode、Tears for Fears、Princeから影響を受けたよ。彼らは特に重要なアーティストだと思う」
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- 実際にお会いになった人はいますか？
- 「いいや、いないよ。会わないほうがいいかもしれないね。会うのは怖いような気がするよ。彼らの音楽が特別なのは、彼らがミステリアスな存在だからじゃないかな。でも、もし彼らがそのドアの向こう側にいるとわかっていたら、思わずドアを開けてしまうだろうね」
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- Showについてアルバムのアートワーク、ミュージックビデオ、showすべて一貫性がありますが構成もご自身でお考えですか？
- 「時間がある限り、出来るだけあらゆる部分に関わろうとしているよ。音楽、ビデオ、アートワーク、ライブ全てがつながっているからね。それがアーティストそのものを表現していると思うし。だから出来るだけ関わろうとしているよ」
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- 今回初の単独ツアーでしたが、どうでしたか？またサマーソニックとくらべてはどうでしたか？（※東京公演2日目はメンバーであるアダムが急病でステージに出れないというハプニングがあったにもかかわらず、すばらしい盛り上がりで来日公演を締めくくった）
- 「素晴らしかったよ。サマーソニックの時は今回とは全く状況が違っていた。アルバムがまだ発売されていなかったから誰も僕らのことを知らなかった。サマーソニックもとても良いショーだったけどね。色んな国をツアーしたけど、日本のオーディエンスは最高だよ。ドイツやイギリスに並ぶ勢いだよ。日本はとても離れていているから、どんな感じになるかあまり予測できなかったけど、オーディエンスが音楽に入り込んでくれて、ダンスをしたり、歌ってくれたりしているのを見て、すごく感動した」
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- サマーソニックでは他のアーティストのステージをご覧になられましたか？
- 「たくさん観たよ。Nas、Jay-ｚみたいなヒップホップアーティスト。僕らと同じくマンチェスター出身のDelphic。あとはあんまり覚えてないな、あまりにも暑かったから。あ、でもThe Maccabeesも観たよ」
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- 初めて見たコンサートは誰ですか？
- 「Green Dayだよ。僕が11歳の時ニューキャッスルで観た。今まで見た中で最高のショーだったよ。大規模なステージパフォーマンスが与えるパワーを実感させられた」
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- すばらしかったと思うコンサートは？
- 「Green Dayはすごかったけど、O2アリーナで観たPrinceは最高だったね。もう一つ素晴らしかったのは、17歳の時マンチェスターで観たBaby Shamblesのショーだね。100人程のオーディエンスだったけど、その時も圧倒されたよ。あと、最近教会でエルトン・ジョンのショーを観た。彼と楽器はピアノだけで2時間演奏し、オーディエンスは200人くらいだった。Princeのような大規模のショーとはかなり違ったけど、すごくパワフルだったよ」
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- CDが売れない現在の音楽業界の状況について、アーティストの立場からどう思われますか？
- 「とても難しい問題だと思う。イギリスでも、国内で唯一残っていた最後の大手レコードチェーンのHMVが閉店し始めている。HMVで音楽を買うことは、僕に音楽作りを教えてくれたから、その厳しい現実をとても悲しく思っているよ。現在は、みんなＣDを買いに行かなくなり、PCで音楽を手に入れる。お金を払わずに、フリーダウンロードする人が沢山いることが一番重大な問題だと思う。それが原因でレコードショップが閉店せざるを得なくなっている。オンラインでもお金をちゃんと払って音楽を買えば、HMVも閉店に追いやられずに済んでいたかもしれない。皆に考えて欲しいのは、皆がお金を払って音楽を買ってくれなければ、バンドはアルバムを作ることが出来なくなる。そうすると、バンドはツアーすることも不可能になり、それ以上アルバムを作ることは出来ない。どれだけ沢山の人がそのバンドを愛していても、バンドは生き残れず消滅していく。既に沢山のバンドがそうなってしまったようにね」
