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THINK PIECE

maharishi Into The Light : Survival 2012

アンチ・グローバリゼーションを体現する"maharishi" 2011 A/W

11 4/1 UP

text:Kunichi Nomura|lookbook: maharishi:Hardy Blechman photo:Schoerner creative director:Acton Acton Bond

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最新コレクション2011A/Wは、ブラックを強調した攻撃的な印象があります。このコレクションに込められたメッセージあるいは、コレクションのテーマを教えてください。
「2011の秋冬コレクションは"Into The Light : Survival 2012"というタイトルで現代の特殊部隊にインスピレーションを受けたものだ。2012年の特殊部隊というものを、ハイテクを用い、クモの巣状に編み込んだ素材や機能性、実用性のあるディテイルを用い解釈し、都会という環境の中でどう保護性と機能性を持たせることができるかという所にフォーカスを置いた。いつもと同じだが、カムフラージュを使用する場合、それは同じ種である他の人間を殺すために身を隠すためではなく、自然やデザインをたたえるのである。そのためカムフラージュは3Mの光に反応するリフレクタープリントや刺繍といったディテイルと組み合わすことで表現されている。そしてコレクションは人々の不平等や大企業、グローバリゼーションに対する戦いへの共感でもあり、そしてマヤ族が唱えた2012年にこの世の終わり(つまり我々が存在する世界の終わり)が来るという予言を認識したものでもある。将来に我々はまだ生き続けていくことができるのか?光明は見えるのだろうか?」

 

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今後、ファッションシーンはどのようになると思いますか? 大きな新しいムーブメントが今後生まれてくるのでしょうか? そして、MAHARISHIはどのようなポジションにあるブランドへと進化するのでしょうか?
「デザイン界が絶えずに進化し、若いデザイナー達がまるでその先人達が生み出したプロダクトのように繋がってるということは素晴らしいことだと思う。環境意識が強くなり、技術がより発展し、実用的な美しさに囲まれた世界で育ってきた彼らは、それらを自然のこととして考慮して作品を生み出すことができるんだ。未来があらゆる面において謎であるというのはすばらしいと思う。そしてそうした未来が正しい方向に流れよう望むだけだ。それがどうなるか、どうか前途が明るいように!」