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THINK PIECE

Marcelo Burlon

小木基史、久保光博、マドモアゼル・ユリアが注目する最旬ミクスチャーブランド。

14 4/04 UP

photo: Kentaro Matsumoto text: Naoki Otobe

イタリア・ミラノを拠点に、ファッションシーンを縦断するクリエイティブディレクター 「マルセロ バーロン(Marcelo Burlon)」。2009年に自身の名を冠したカットソーを中心としたブランドを立ち上げ、 瞬く間に世界中のセレブリティを虜にした。そんな同ブランドが今春より、いよいよ日本に本格上陸。そんな注目の ブランドの首謀者に、以前より親交の深いUA&SONSのディレクター小木基史、GR8の久保光博、マドモアゼル・ユリアが直撃した。

 

──
もともと皆さんはマルセロをどのようなきっかけで知ったのですか。
久保光博(以下:K)
「僕はInstagramですね。色々なラッパーが彼のTシャツを着ていて、「なんだろう?」とずっと気になっていたんです。ある日、ミラノにバイイングに行った際に、とあるショールームに彼の作品が出品されていて、見つけたときは思わず「あー!これだ!」と(笑)。そこから二人を紹介して一気に距離が近くなった感じですね」
マドモアゼル・ユリア(以下;Y)
「彼はすごい色々な事を調べているんですよ。だから私のこともなぜか会う前から知っていましたね(笑)」
Marcelo Burlon(以下:M)
「以前から彼らのやっている事をみてリスペクトしていたし、新しいムーブメントが来ていると感じていたんだ。彼らと出会った時に一緒に何かクリエーションをして新しい波が作れると直感的に思ったんだよ」

小木基史(以下:P)
「今日はこれまで聞けなかったことを聞きたいのですが、まずご自身の名を冠したブランドを始める前は、何をしていたの?」
M
「NIKEやVERSACE、CHANNELなどのPRをはじめ、スタイリストやDJ、イベントオーガナイザーなど様々な事をしてきたし、今も続けているんだ。ファッションというカテゴリーの中にアートや音楽、コンテンポラリーダンスなどの要素を採り入れ、もっと深く追求していきたいと思っているよ」

 

K
「もともとパーティーを仕掛けたり、イベントを企画することが好きだったのかな?」
M
「そう。6歳の頃には、僕の地元であるアルゼンチンの親友の家の裏庭で最初にファッションショーを行ったくらいだからね(笑)。当時はTVや雑誌といったメディアが普及していなかったこともあり、この経験はとても運命的だった。何かを企画したり人を愉しませるということは僕のDNAの一部だと強く思うよ」
P
「Tシャツのグラフィックはアルゼンチンや南アメリカのインディアンのカルチャーが反映されているんだよね?」

M
「Poggyが言う通りネイティブのカルチャーと、10代の頃に体験したレイヴやクラブカルチャー、そして自然や動物がモチーフになっているんだ。動物に関しては2つのカテゴリーに分けてデザインしていて、光と闇を表現しているよ」
K
「これまでEASTPAKやG-SHOCK、ボルサリーノなどとコラボレーションをしてきたと思うんだけど、基準はあったりする?」
M
「僕にとって、誰と働くかが一番重要なんだ。それがどんなに有名な人でも、自分に関わりのない人やブランドとはコラボレーションしないようにしている。皆があっと驚くようなコラボレーションアイテムを近く発表するので楽しみにしていてね」