OFF THE ROCKER presents SOFA DISCO 15FW
エクスクルーシヴ楽曲をメインとしたSOFA DISCOの最新形。
15 9/2 UP
photo: Kentaro Matsumoto
text: yk
- U
- 「パーティによって音楽のムーブメントって変わってくるし、沸点が違うじゃないですか。SOFA DISCOの温度も時期によって上がったり下がったりするし、いまはそういう気分なんでしょうね。それが他と比べ高いのか低いのかはわからないですけど、僕らの今はそういうムード。なので、必然的にそういった楽曲は増えてきますよね」
- ──
- SOFA DISCOとしては今後もパーティと楽曲、ミックス制作の三本柱を継続していかれるのですか?
- O
- 「日本の歌物のプロデュースもやってみたいですね、OFF THE ROCKERで。日本のシーンでもダンスミュージックを下敷きにした楽曲がこれだけ人気があるということは、そのプロダクションをブラッシュアップしていったら、日本の全体的なダンスミュージックシーンの骨組みが変わってくるじゃないですか。もちろん、今の楽曲が悪いと言っているわけではなく、よりクラブシーンの現場に密着したものを世に広めることができるという意味で。だから売れているものだから嫌とか、人気がある人だから良いとか悪いとかではなくて、これからはそういう動きがでてきてもいいと思うんですよ」
- ──
- 海外で言えば、Diploのようなクラブシーンに根付いたプロデューサーがマドンナやジャスティン・ビーバーの曲を作ったり、フィーチャリングをしたりということが普通にあるにも関わらず、現状の日本ではそれが全くと言っていいほどないですよね。
- O
- 「いつも良いところまではいくんですよ。時代が変わるんじゃないかみたいな、その寸前まで。90年代にもあったし、2000年代にもあったし。でもなぜか、変わりきらない。その経験を踏まえて、今回はちゃんと吟味して考えないといけないなと思うんです。
- やっぱり一つだけではなく、連鎖を起こしていかないとダメなんですよね。例えば僕が安室奈美恵ちゃんの曲をプロデュースしても、その一曲だけだったらダメなんです。これがいろんな人との取り組みで連鎖していかないとシーン自体は変わらない」
- U
- 「あとは作っている人たち、アーティストではなくて、レコード会社など現場に携わっている人たちも、ちゃんとそういう考えを持ってほしいなと思います。もちろんビジネスとして成立させるのも大切ですが、みんな目の前のものでお腹いっぱいにしがちじゃないですか。ゆくゆく音楽シーン全体の将来のためになるのはどっちなのかということをちゃんと考えてほしいですね」
- O
- 「そうだね。僕らも一歩先だと大き過ぎるから、半歩先という概念を目指していかないとね」
『OFF THE ROCKER presents SOFA DISCO 15FW』
avex trax
2700円[税抜]
「SOFA DISCO 15FW Release Party」
2015年9月12日(土) 東京:Yoyogi Village Music Bar
2015年10月3日(土) 大阪:seven HOUSE