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THINK PIECE

名作ZXの新たなる可能性

adidas 2008 F/W CONSORTIUM "aZX" PRODUCT
「adidasらしい個性を反映できる良質なプロダクト」 Vol.1 BIGZ(ACUディレクター)

08 9/2 UP

Text:Atsuo Watanabe Photo:Akira Maeda Many Thanks:Kazuki Kuraishi

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ACUモデルのコンセプトは?
「北京オリンピックもあって、中国の国旗をイメージさせるレッド×イエローの配色にこだわりました。そして、以前にCLOTロイヤルシリーズで使われた上質なシルクをアッパーに使っています。これは中国の伝統的な模様に加えて、CLOTのロゴマークなども入っているオリジナルデザインが特徴ですね」
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今回の"aZX"は各人が好きなZXモデルを選ぶことから創作活動が始まっていると思います。では、なぜACUモデルはZX800なのでしょうか?
「ACUスタッフ全員で考えてこのモデルに決めました。でも最大のポイントは僕の足が原因かも(笑)。僕は足のサイズが大きいので、他のZXモデルだと余計ボリュームがあるように見えてしまうんです。だから、一番シャープに見えたZX800がいいのかなと……まぁ見た目ですね」
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そんなエピソードがあるとは(笑)。でも、そんなプライベートな理由で他のメンバーがOKを!?
「僕の足の大きさがすべてじゃないですよ! 昔からACUメンバーがZX800のルックスを気に入っていたから決めたんです」

 

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ACUモデルを作る過程で、一番苦労した点は?
「アッパーの素材使いですね。当初はアッパーの8割以上をシルクにしたかったのですが、足が伸びるトウとヒール部分は品質上の問題もあってスエード素材に変更しました。そして、最後に全体のバランスを取るためにブラックカラーを要所に使ったんです。ブラックがレッドを引き立てる感覚で」

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他に特徴的なディテールは?
「トウとベロ部分に施されたホログラムですね。トウには鍼灸、ベロにはACUのストアロゴがデザインされています。あと、中国語で3本線を意味する言葉がインソールにプリントされているのも、ACUらしいでしょうね。さらに、アッパーと同型のシルクで作られたシューズケースも付いています。僕はこういう細かい部分にこだわるのがスゴい好きなんですよ。作るほど楽しくなってくるから!」
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アッパー全面がシルク素材という最初のイメージは実現できなかったけれど、結果的に満足できる仕上がりになったということですね。
「もちろん! 先ほど入荷した商品に初めて足を入れて、履き心地のよさも実感できました。サンプルってかなり小さいから、その辺はわかんないでしょ(笑)」