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THINK PIECE

Thomas Campbell

カリフォルニア生まれ、スケートボード育ち!
この夏話題のサーフ・ムービー『The Present』を制作した
多彩でクールなマルチ・アーティスト。

09 8/21 UP

Text:Masahiro Sugimoto Photo:Kentaro Matsumoto

──
そのエキシビジョンのテーマは決っている?
「あ〜〜〜〜っ、ノーだね(笑)。とにかく、今、自分から出るものを表現するだけだね」

──
あなたは写真やアート、映像に音楽と、いろんな分野で表現していますが、それぞれ表現の際の気持ち、役割を教えて欲しいのですが……。
「自分はクリエイティブな人間だと思っている。レコードのデザインをしたり、写真を撮ったり、絵を描いたり、飯を作ったり、妻を愛したりね(笑)。でもそれは、目の前にあるものにフォーカスしているだけで、計算高くはない。自分の目の前にあるものにベストを尽くす。どんな場合でもクリエイティブにいるためには、バランスというものが必要なんだ。バランスをとるために写真を撮る。撮り終えて、写真に飽きたら絵を描く。そして絵に飽きたらフォルムを撮る。そうしてやりたいことを回して行くことが一番大切なんだ。それぞれの作業に特別な気持ちや役割があるのかという質問に対しては、ただ飽きた時にやることだということだね。自分自身が飽きることを知っているから、永遠にやり続けるためには、これまでのことをやリ終えたら、そこから逃れるために違うことをやる。そしてそのことで間違えちゃいけない一番大切なことは、写真やアート、映像などのいろんな事柄は、弁当ボックスの中できれいにパーティションされているのではなく、全てカオスのようにぐちゃぐちゃの状態で自分の頭の中に入ってるんだ」

 

The Present/プレゼント

カリフォルニアの革命的なロングボーダーの姿を描いた『The Seedlimg』、世界の海でさまざまなサーフィンの楽しみ方を描いた『スプラウト』に続く、トーマス・キャンベルにとっては3作目となるサーフ・ムービー『プレゼント』。この作品は、5年の制作期間で作られた。チューブの中を滑り抜けるチェルシー・ヘッジから、女性サーファーの進化した姿を見せ、アフリカのトリップでは地元のミュージシャンとの熱狂的なセッション・シーンを交えるなど、いくつかのテーマを盛り込みながら、トーマスらしい美しい映像で、サーフィンの素晴らしさを描いている。トーマスの盟友、トミー・ゲレロらが音楽を担当し、サウンドトラックの心地よさも大きな話題となっている。

http://www.thomascampbellpresent.com/index.html
http://www.trimyourlifeaway.com/home/present/index.html

2009年8月22日より渋谷シアターTSUTAYAにてレイトショー!!
他、全国順次公開

 

『The Present オリジナルサウンドトラック』

特典DVD付き
発売中
3,300円[税込]

PCCY-01929
ポニーキャニオン