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THINK PIECE

Steve Aoki×Dexpistols

Dexpistolsと探るSteve Aoki流
「ミュージックシーン・サヴァイヴ術」

10 5/26 UP

Photo: Shoichi Kajino, Masanori Naruse Translation: Mimi Shimada Text: Kohei Onuki

S :
「確かにDarumaの言う通りだね。Dim Makでもアーティストのビジョンを信じてサインしているし、ポップミュージックのレーベルのように、アーティストに音楽性を押し付けるようなことは決してしない。僕もアーティストのプロモーションなどが上手く進むように、彼らの手助けをしてるだけなんだ。The Bloody Beetrootsが良い例だね。Dim Makは彼らが持っていたビジョンやイメージを、オーディエンスに正しく伝えられるように手助けしたんだよ」
M :
「レーベルを運営する立場としてSteveに聞きたいことがあるんだけど、曲のセールスにやっぱり気を使う?」
S :
「それは一番気にするところだね。Dim Makを13年間続けてきた中で、165枚以上のレコードをリリースしてきた。インディー・ロックやダンスミュージックなど、たくさんのジャンルを扱いながら僕たちは生き延びてきたわけだけど、ただそれを可能としたのはレコードの売り上げだけによるものじゃないんだ。例えばBloc Partyがメジャーと契約する前、Dim Makから出した彼らのレコードは8万枚以上売れて、その実績が買われてメジャーとディールを結び、Dim Makもアパートの一室からオフィスに引っ越すことが出来た。で、ここで重要なのは、セールス枚数、という実績がメジャーに買われて、ライセンス料を得られたこと。レコードがどれだけ売れたか、ということがマーケティングのツールになるんだ。それがメジャーからのライセンスや、CM、映画、テレビゲームとのタイアップにつながる。別に僕たちはお金のために音楽をやっているわけじゃない。けれど、僕たちが好きな音楽を発信し続けるためには、どうしてもお金は必要なものだからね」
M :
「なるほど。レーベルをやる上での勉強になる(笑)。今日はいい話が聞けたな」
──
Steve流ミュージック・シーンでのサヴァイヴ術ですね。最後に、SteveとDexpistolsの間で、リミックス・ワークなど、今後何かしらのコラボレーションをしてみたいと思いますか。
M:
「そうですね。SteveやDim Makアーティストのリミックスを手掛けるのもいいと思いますけど、何よりも、僕たちが制作したトラック上で是非Steveに歌って、叫んでもらいたい(笑)」
S :
「確かに(笑)。それはすごく面白そうだね!!」

 

5/29(SAT) ROC TRAX NIGHT
"ROC TRAX JAM REMIXES" AND MYSS "MYSS TAKE"
DOUBLE RELEASE PARTY

@ 渋谷WOMB(http://www.womb.co.jp/
OPEN 23:00
DOOR 3,500yen W/F3,000yen MEMBER 2,500yen

2F Main Floor
DEXPISTOLS, MYSS (LIVE), M.S.K., GALBITCH, YAN, BAZZ
VJ: MISHIMA AKIYOSHI [FUGAHUM]

4F Vip Lounge
KANGO, GAINES, JOMMY, TAAR

1F Queens Mafia Lounge
PUNKADELIX, KYOKO, M.Y.K., PELI