honeyee.com|Web Magazine「ハニカム」

Mail News

THINK PIECE

私たちのチャレンジが誰かを救う

Jessica Michibata × Jun Takahashi × Yu Yumoto

10 12/10 UP

photo:Shoichi Kajino text:honeyee.com

J
「そういうの、東京の街でもできたらいいですよね。というか、何で東京マラソンはあんなに人気があるんですか?」
Y
「東京マラソンは、海外みたいなお祭り感はないけど、何か温かいものがあると思う。次は来年の2月に開催されるよね」
T
「2月は仕事が忙しいだろうな」
J
「そうですよね。私も仕事が立て続いていると、トレーニングのための時間が全然取れないこともあります」
T
「トレーニングできないことが逆にストレスになることもあるよね」
J
「本当は高橋さんみたいに、仕事の前に朝早くからトレーニングしたりすればいいんだけど私、早起きが苦手なんです(笑)」
T
「俺の場合、朝しかないからね。でも朝走るのも気持ち良いよ」
Y
「高橋さんの自己管理能力はすごいですよ。言ったことは全部やりますから。だから下手なことは言えないんですよ(笑)」
T
「馬鹿正直なんですよ(笑)。信頼できるコーチだから、言われたことは全部完璧にやらないと気が済まないんです」
Y
「言ったことの半分くらいしかやらないのが普通だけど、高橋さんは120%くらいでやってきますから(笑)」
J
「でもマラソンって精神的に強くなれそう」
T
「そうだね。始めは30分で息が上がっていたのに、徐々にレベルを上げてフルマラソンを目指すところまできた。誰でもできることなんだけど、すごいことだと思いますね」

 

J
「肉体的には誰にでもできるけど、精神的には誰にでもできることではないと思いますよ」
T
「それはそうかもね。興味の無い人には始めからできないし。ただ、興味があって時間と精神力があれば誰にでもできるし、すごく面白いことだと思う。それから始める人は一度、誰かに教わることも大切じゃないかな。僕も始めの一年以上は我流でやってきたんだけど、効率の良い走り方というものを身につけてから走った方が確実に楽。教わる前に走った10kmと教わった後の10kmでは、疲労度が全然違ったから。楽に走れれば日課にもしやすいし、楽しくなってきますよ」

J
「トレーニングはやればやるだけ身に付いてくるから、本当に楽しいですよね。昨日できなかったことが今日はできるようになっている、みたいな驚きと楽しみがあります」
T
「それで精神的にも肉体的にも強くなれれば、悪いことなんて一つもないですよね」
Y
「経営者の方やクリエイティブな仕事をされている方には自己探究心が強い方が多いから、結果が分かりやすい形であらわれるトレーニングはハマるんでしょうね」
T
「何もないところから始まって、それが形になっていくという意味では同じですからね。自分で設定したハードルをクリアしていくというスタンスは、物作りと共通する部分があります」
Y
「運動をすることで感性が磨かれているという気はしますか?」
J
「頭はすっきりしますよね。ストレスが溜まっている時は、運動して発散するのが一番いいですよ」
T
「悩んでしまった時に頭を切り替えるのにもいいと思う。それと、自分の場合は風邪のひき始めに運動すると治る。走ると血行が良くなって、免疫力が高まるのかもね」