私たちのチャレンジが誰かを救う
Jessica Michibata × Jun Takahashi × Yu Yumoto
10 12/10 UP
photo:Shoichi Kajino text:honeyee.com
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- ジェシカさんと高橋さんは、どうしてチャリティーに興味を持つようになったのでしょうか。
- J
- 「私はもともと母がチャリティーに熱心で、それに私も影響を受けました。20歳を過ぎた頃からはできるだけチャリティーに参加できるようにしています」
- T
- 「僕は震災募金みたいなのには寄付していたんですが、そこまで熱心ではありませんでした。自分にも子供がいるから、病気の子供などを支えるチャリティーなどにも興味はあったんですけど、きっと多くの人と同じで何をどうすればいいのか分からなかったんです。そこでJustGivingの話があった時に、これならできると思って参加しました。それがきっかけになって、最近はチャリティーTシャツを制作したり、チャリティーに積極的に参加するようになりました」
- Y
- 「チャリティーマラソンはロンドンとニューヨークで特に盛んなんですが、ロンドンの事例でいうとロンドンマラソンの参加者の約9割の人が何かしらのチャリティーを掲げて走っていて、2009年の開催時はJustGivingを通じて約38億円ものお金が集まりました。そういったチャリティーに対する感覚を、日本においても根付かせていければと思っています」
- J
- 「欧米ではチャリティーをしているのが当たり前で、してない人は白い目で見られるくらいですよね。今回私がJustGivingで寄付を呼びかけて、多くのファンの方に募金して頂きました」
- Y
- 「JustGivingの本来のスキームは、周りの友人達に寄付を呼びかけるものなんですよ。だから今までの日本のケースだと、有名人の方がやってもファンの人からの寄付はあまりなかったんですけど、ジェシカさんの場合はファンの人がたくさん寄付してくれたんですよね」
- T
- 「それはすごいね。僕の場合は一般の人からの寄付はあまりなくて、身内からが多かったな」
- J
- 「本当ですか? 私は身内よりもファンの方たちの方が多かったです。私たちの世代ってチャリティーにすごく興味があって、世の中のために何かしたいと思っているんだけど、何をどうすればいいのかがわからない子が多いと思うんです。JustGivingはそういう子たちの窓口にもなる素晴らしいツールだと思います。日本ではチャリティーはセレブがやるものと考えがちだけど、全くそんなことはないですよね。寄付はやり始めたらきりがないのかもしれないけど、自分ができる範囲で始めてみてもらえたらなと思います」
- T
- 「そう、本当にささいなことでも構わないので自分ができることを考えて、できるだけ多くの人に参加してほしいと思いますね。寄付=偽善のような考え方ではない、チャリティーの価値観を日本人も持つべきだと思います」