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Text:Mayumi Horiguchi
トッド・ヘインズ──ゲイであることを公言し、マイノリティやアウトサイダーに焦点をあて、斬新な表現方法で現代アメリカ社会を描き続けている映画監督だ。そんな彼が、ロックンロール史に燦然と輝くカリスマ・ミュージシャンであるボブ・ディランを「映画化」した。が、それは当然のごとく、ありきたりな“ ミュージシャンの伝記映画”からはかけ離れたものだった!! ヘインズ監督が語る、映画『アイム・ノット・ゼア』での試みと、そこに込めた想いとは……。
1961年、ロサンゼルス生まれ。1991年『ポイズン』で長篇監督デビュー。
代表作に『ヴェルヴェット・ゴールドマイン』(98年)、『エデンより彼方に』(02年)など。