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THINK PIECE

NITRAID PRESENTS RAIDBACK

〈NITRAID SB〉によるスケートフィルム
『RAIDBACK』、遂に完成。

09 5/13 UP

Photo:MURAKEN(MAIN)、Kentaro Matsumoto(RYUJIN) Text:Hiroshi Yamamoto

〈NITRAID〉のイメージソースを駆使して、様々な演出を施した。

ブランド〈NITRAID〉のアートディレクターとして、様々な斬新なグラフィックを創造し続けてきたEIGHT。
本作『RAIDBACK』においても、ライダーパート以外の様々な映像を担当。
EIGHTは〈NITRAID〉のクリエイティビティを如何に映像で表現したのか。

EIGHT

90年代前半より、グラフィティを始める。その後、コンピュータグラフィックを独学で学び、様々なアーティストのCDジャケットなどを手掛ける。〈NITRAID〉には、2001年のブランド設立時よりアートディレクターとして参画している。

http://www.eightgraphics.com/

 

──
EIGHTさんはスケートフィルムというメディアに対して、どんな印象をお持ちなのでしょうか。
「フィルムはライダーやそのチーム、サポートブランドのスタイルやバイブス、センスを感じることが出来る貴重な記録ですよね。今回の『RAIDBACK』では、〈NITRAID SB〉のリアルな現在を見る側に伝えられる仕上がりになっていると思います」
──
アートディレクターとして本作品では、どのような役割を担ったのですか?
「〈NITRAID〉のブランドイメージや東京らしさを、視覚的なアイディアで演出することですね。『ここはこんな感じでいこう』とか『ここはこうやってみたらどうか』とか、考える役。さらに作品全体のクオリティチェック、ライダーパート以外の映像のディレクション、ジャケットや広告、Tシャツなどのディレクションとデザインも手掛けています」
──
なかでも、オープニングは非常に東京らしく印象的です。
「オープニングは、これから始まるパートへの期待感や特別感、スピード感を感じさせたかったんですよね。『夜』、『東京』、『特殊部隊』といった〈NITRAID〉のイメージソースを駆使して、絵コンテも描いています。映像としては特殊部隊のミッションをナイトスコープ越しで見ているような雰囲気にしたり、早送りを使ってスピード感を出したり、様々な演出を施しています」
──
その他の手掛けているパートについて教えてください。
「システマティックな流れの『QUEEN’S RIDE』、大黒ふ頭で行われた撮影イベント“H.E.A.V.E.N.”で撮った『UNDER THE BRIDGE(SKIT)』、メンバー全員出演による『NITRAID SB CM』、ジャッキー映画のエンディングのような楽屋オチ的な『ENDING』といった感じですね」

 

──
EIGHTさんが担当しているパートは、スケートフィルムのなかでは箸休め的な意味もありながら、アパレルブランドとしてのクリエイティビティを発揮しなくてはいけない、非常にバランスの難しい部分だと思うのですが。
「アパレルブランドとスケートボードの組み合わせはとても良いし、普段色々な媒体で〈NITRAID〉のクリエイティビティを発揮することが自分の役目なので、バランスに関してはとくに難しいと感じませんでした。むしろ、今回は自分でカメラを回していないので、フィルマー達に自分のイメージを理解してもらうことの方が難しかったですね」
──
最後にこれから作品をご覧になる方にメッセージをお願いします。
「〈NITRAID SB〉のバイブスを感じてください。」