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THINK PIECE

RÖYKSOPP『JUNIOR』

ロイクソップ、3年半ぶりとなるアルバム『ジュニア』をリリース

09 3/24 UP

Photo:Kentaro Matsumoto Text:Misho Matsue

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でも受け身なんですね(笑)。さて、『ジュニア』のアートワークは、petronio associates(元Work in Progress)出身のレスリー・ダヴィッドというアーティストの手によるそうですが、素敵な作品ですね。これまでにも「プア・レノ」でおなじみのキャラクター、レノの存在があったり、前作ではパリのM/Mが幻想的なアートワークを手がけていますが、こういったビジュアル・コミュニケーションについては、どのように考えていますか。
T :
「すごく楽しんでいるよ。僕たち自身、音楽に限らず、本や映画などについても、ビジュアルにまでこだわった作品が好きだし。作品の世界観を伝えるためにはビジュアルも重要なパートだし、リスナーにとっても、素晴らしいビジュアルによって作品の味わいや付加価値が増すと思うんだ」
S :
「僕たちもこだわりを持っているから、はっきり言って注文や出来映えにはすごく口うるさいと思われているんじゃないかな(笑)。ただ、これまで一緒に仕事をしてきたアーティストも今回のレスリーも本当に素晴らしいクリエイターだから、彼らの個性や表現もリスペクトしながら、すごく良いビジュアルを作ってこられたと思っているんだ」
──
では、ここ最近で気になっている、または共感するアーティストがいれば教えてください。
T :
「スウェーデンのアーティスト、Sally Shapiroだね。それからアメリカのアーティスト、ガンズ・アンド・ローゼズ(笑)」
S :
「アクセル・ローズの顔がいいね(笑)。えーと、それから同じくスウェーデンのFever Ray。今回も参加してもらったThe Knifeのカリンのソロプロジェクトなんだ。あと、イギリスのThe Irrepressiblesかな」
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最後になりますが、ロイクソップのメディアでの発言にはかなりユーモアが散りばめられていて、どこまでが本当なのか疑いつつ楽しませてもらっているのですが、取材のために頂いた資料の中で気になったのが、『ジュニア』と対になるという作品、『シニア』の存在です。これについては信じてもいいんですよね?
S :
「ああ、それは本当だよ(笑)。『ジュニア』と同時進行で作っていたんだけれど、もう少しで完成しそうだから、『シニア』は今年の秋か年末にはリリースできたらいいな、と思っているんだ」

 

『ジュニア』

ロイクソップ(EMI)
¥2,500